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返事は アキ目線 3
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「…何してんだよ」
と俺が声を掛けるとみんなが一斉に振り向く。
「あ、アキちゃん⁉︎」
ヒナがとても驚いた表情をしている。こっちもまさか知り合いが捕まってるとは…しかも相手は
「あ?んだテメェ⁉︎やんのか⁉︎」
ヤローで酔っ払い、最悪。
「ちょ、コイツもキレーな顔してね⁉︎むしろヤろーぜ!」
…は⁉︎俺男だぞ⁉︎いや捕まってるヒナも男だけど……あぁ、キモいキモいっ、ぶちのめしてやる!
「…さっきからゴチャゴチャと気持ち悪りーんだよヘンタイどもが!」
酔っ払い達はあっさり倒された。まぁ、俺普段から喧嘩してるから慣れてるだけだケド。
…あ、そうだヒナ……
『―――ヒナ』
そう声かけようとしたけど、そういえば最近俺『ヒナ』って呼んでない…ま、ガキじゃあるまいし……
「…雛野、大丈夫か?」
ヒナはこっちをパッと見て何事もなかったかのように笑顔で
「あ、うん!アキちゃんが来てくれたから大丈夫‼︎」
と言った。
よかった………
「そっか…。ん?」
しかしヒナを見ると震えている。
「おい、震えてんぞ」
「え?」
……やっぱり怖かったよな。………もっと頼ってくれていいのに…
俺は心配になってヒナに声を掛けた。
「おい、」
でもヒナは
「あ、来てくれてありがと!助かったよ…」
無理に笑っている。その姿はとてもかわいそうだったけどとても、……とてもキレイで…
「……ヒナ」
「え、アキちゃん今『ヒナ』って―――…」
ちゅ、
俺は無意識のうちにヒナにキスしとしまっていた。
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