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近くにいたい
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「ねえアキちゃん」
「…………」
アキちゃんはふてくされてブスッとしている。その顔でさえきゃわいい♡
「おーい?彼氏さんが呼んでますけどー?アキちゃーん?」
「………………………」
えー、ガチ無視ですかい。悲しいなー
「……何で」
ん?
「何でさっき教室であんな…バレるようなこと………‼︎恥ずかしいだろがぁ!」
「え〜?別にバレてもよくない?事実だし。」
むしろそっちの方がイチャつきやすいし。
「お前はクラスの人気者で俺はクラスで浮いた奴なんだよ…ただでさえ一緒にいたら目立つのに……はぁ、いきなり近づきすぎ。悪目立ちするぞ」
ガッ
僕は帰ろうとしていたアキちゃんの手をつかんだ。アキちゃんのことは好きだけど…今ちょっとムカついた。
「確かに僕、浮かれてたかもしれない。だけど、アキちゃんにそんなこと言われたくない。アキちゃんのそばにいたいよ…」
「だから、加減を考えろ。俺みたいな奴といたらお前まで…」
「やめてよ」
アキちゃんは驚いた顔をした。…今、僕笑顔じゃないからかな、ムカついてるんですけど。
「ヒナ…?怒ってんの…?」
アキちゃんは心配そうにこっちを見てくる。………ああ!そんな顔しないでよ!全てを許したくなるじゃん‼︎
「…僕の好きな人のことをそんな風に言わないでよ。僕はただアキちゃんと一緒にいたいだけだからさ…もしそんな事で騒がれるなら騒がせとけばいいよ、僕は気にしない」
あと怒ってないよ、と笑顔で言うとアキちゃんはホッとしたような顔で
「わかった…ごめん」
と言った。僕のことが少しでもアキちゃんに伝わったってことだね。興奮する。
………………あ
「アキちゃん今度の休み、デートしよ?」
女子から大人気の超絶くそかわスマイルを武器に僕はもう一度誘った。ここなら人いない…よね?うん。大丈夫。
「…ん、わかった」
は〜いみなさん、この天使のようなウルトラウエポンの微笑みは僕だけのものです。僕のアキちゃんきゃわいい♡
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