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デートの次の学校
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「ヒナくんおはよーさん」
「おはよ、柊くん」
けだるそうに挨拶する柊くんとにこやかに挨拶する僕。はたから見たら不良寄りの柊くんが僕に挨拶するなんておかしいだろうね。
「朝からにこにこと…そんなに休日楽しかったんか〜?」
それもあるけど、僕は周りの目があるしね。にこにこしとかないと印象がっ!…ていうかいつも笑ってたから癖になった。だって笑ってて人気者になったらアキちゃんが振り向いてくれるかもしれないじゃん!
「という風に思ってた馬鹿な時期が僕にもありました」
「なんやいきなり」
キーンコーンカーンコーン
柊くんと喋ってたら時間が過ぎた。座らなければ。
「じゃあ自分屋上行ってくるわ」
サボりですね分かってました。
ガラッ
アキちゃんが教室に入って来たようだ。そして僕を見るなり
「……………………」
帰ろうとしないで!?
「何や〜?梶照れとるやん!…何かしたん?」
「神に誓って手を出してません」
「そう?ならええんやけど。あ、そろそろ先生来るで?」
もうそんな時間か…まぁ今日も頑張りますかっと!
「…………嘘」
「…本当らしい…だって…………」
「じゃあ…」
女子ってこういうゴシップニュース好きだよね。今日は誰が犠牲者なのかな?
「…梶くんが可愛い子とデートだって」
アキちゃああぁあああぁぁああぁ
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