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傷つけんな
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ハロー、どうもヒナですっ。今僕は…
「ヒナくん、ホンマに何しとったか教えてくれん?後生の頼み」
…はい。柊くんに脅されてました。昨日アキちゃんとヤって何がどうなったのかわかんないけど柊くんの耳に届いていました。
「別に責めとる訳やないとよ?素直ーに教えてくれればすぐ離すし」
大抵こういうセリフってあてにならないよね…って、怖い!柊くん目が怖い!!
「話してくれるよね?」
「はい……」
僕は昨日のことを説明した。一通り話した後柊くんは僕にひとつだけ質問した。
「梶を傷つけんかった?」
その答えにもちろん、と言った。僕はアキちゃんを傷つけたりしない。
「…ならエエわ。言っとくけど自分、梶とヒナくんが付き合うこと許したわけやないんよ?なるべく梶には普通の恋愛してほしかったし…。」
だから僕たちの邪魔をしてやがったのか、こいつめ。であえー、敵だー!
「…ただな、」
「?」
「梶が今幸せやったら別に何も言わん。いい?絶対に傷つけんといてよ?それが条件や。そしたら認めるし、一々行動に文句もつけん」
柊くん…
「…うん、それだけは僕も心に決めてる。絶対に傷つけない。幸せにしてみせる」
そう言ったら柊くんはふっと笑って
「さすが学年一のモテ男さんやな?決まっとったで」
茶化すなやい。
…うん、傷つけないよ。柊くんとアキちゃんの間で何があったかは知らないけど僕はアキちゃんをずっと愛し続けるよ。
「あ、梶が『俺ってかなり愛されてるかも……』って言っとったよ」
………!
「それ、え、」
「…ま、幸せそうやし、しゃーないから認めたる。………おめでとう」
柊くん…イイ人?
「条件、守ってね…?俺の代わりに…」
柊くんの、代わり…?
「わざわざスマンな、話は終わりや。じゃあまた」
「あ、ちょっ…」
…行っちゃった…今度聞こうかな、アキちゃんと何があったのか…
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