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「アキちゃん!」
「ヒナ?」
柊くんと一緒にいたアキちゃんを何とか帰る前に見つけることが出来た。
「ヒナくん文化祭の準備は?まさかサボっ…」
柊くんじゃあるまいしサボったりしないよ。心の中でそう言って口では
「違うよ、だいたい出来てるから帰ってもいいって言われたんだよ」
「さすがヒナくんやね、何でもできるんやね〜」
「あぁ、さすがだな」
うっ、ヒナくんみたいに皮肉っぽく言ってない純粋なアキちゃんから褒められるとか、照れる。
「あ、それで一緒に帰ろうと思ってたんだけど」
「ん、いいよなさくら?」
「…あー、ちょっと急用思い出したけん、自分寄り道しとくわ」
え、
柊くんは僕の方に寄ってきて
「たまには2人で帰りぃや」
柊くんのくせに優しい…だと!?
「失礼やね、梶あれでも文化祭の練習でヒナくんと一緒に帰れんの寂しがっとったんねん」
マジですか…かわいすぎる…
「そういう事やけん、じゃあな」
ありがとー僕は初めて柊くんがかっこよく見えたよ。
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