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彰さんと夕陽さん
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「それにしても黒のスーツと白のタキシードか...よくここまで来れたもんだな」
「目立ちまくりだったぜ」
「だろうな」
出迎えてくれたガタイのいい男の人。プロレスラーでもやってそうな人だ。その人を真琴さんに抱き上げられたままボンヤリと見上げていたらその人に声をかけられた。
「幸斗だな...話には聞いてる」
「あっ、はいっ」
「そう固くなるな...捻り潰そうとか思っちゃいねぇよ」
「捻り......」
その人の二の腕に目が行く。ガッチリと付いた筋肉。俺の頭なんか片手で鷲掴み出来そうだ。掴まれたままブンブン振り回されたりして...
「おい彰...」
「悪い、ついな」
彰(あきら)さんって言うのか...真琴さんの友達って事は真琴さんと同い年なんだろうけど...身長も体格も差があり過ぎて全然そうは見えないかも...
「まぁ、服と靴...お前の言っていたサイズのを向こうが数個買っておいた」
「助かる、ありがとな夕陽さん!」
「いえ...お気になさらず」
彰さんと真琴さんの見る先には綺麗な和服の女の人。夕陽(ゆうひ)さんらしい。顔は彰さんと似てないから奥さんかな...綺麗な顔で俺に向かって微笑まれてドキッとしてしまう。
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