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女服
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「あ、の...夕陽さん...これは...」
「文句は真琴さんに言ってください...」
「ま、真琴さん......」
お風呂から上がって体を拭いて服を着て、その服の違和感から夕陽さんに問いかけた。だけど真琴さんへ打ち返されて真琴さんを見る。
「え、何で俺!?」
「貴方が紛らわしい言い方をしたからですよ」
「えー...俺のせいなのか?」
「明日可愛い姫を攫って来るからしばらくかくまってくれって昨日言ってたからな」
あぁ...それで服が女物...納得納得。納得...していいのか?いや、自分は女だと彰さんと夕陽さんに思われてた事よりも、女物の服を着れる俺の体格が。
「...姫だろ!?」
「まぁ、姫ですが」
「可愛い系だがな」
「「「......似合ってるし」」」
これならまだタキシードの方がマシだったかもしれない...3人ハモって似合ってるとか言われた。スカートを手で押さえて俯いて立ちすくんだまま3人の会話を聞いていた。
「女性の服はよく分からなくて...とりあえずスカートを履けば女性なのだろうとばかり...」
「それで昨日服屋行って唸ってたのか」
「えぇ...」
そっか...夕陽さんは多分いつも和服だから洋服の事はよく分からないのか...て事は彰さんは自分で服買ってるんだな...とボンヤリ考えていると、視界が歪んできた。
「ん...どうした、幸斗」
気のせいかなと目を擦っていると、それに気づいた彰さんが声をかけてきた。眠いのかな...頭がボーッとする...
「夕陽、こいつらはどこに寝かす?」
「そうですね...来客用の部屋が一部屋ありますからそこに...ベッドは真琴さんと同じで大丈夫ですか?」
「おう、大丈夫だぞ」
3人の会話がどんどん聞こえなくなっていく。そしてそのまま、意識を手放した。
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