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38本目、一緒に。※
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「そろそろほぐれてきた…」
(もう…いれるのかな…)
指をゆっくり抜かれる間もビクついてしまう。
きっと発情期のせいでこんなに敏感になっているのだろう。
中を弄られて感じていたもののまだ物足りなさがある。もっと笹窪さんと触れ合っていたい。
「歩生、いれてもいいよね。今更我慢出来ないよ」
「…欲しいです」
「…はぁ。そんな可愛いこと言われたら優しくできないかもよ?」
笹窪さんはまたローションを手に取り自身のそれに少し垂らした。
全体に馴染ませると僕のおしりに当ててくる。
「これ…欲しいの?」
「…はい」
笹窪さんはさっきまで指を入れていたところにそれをあてると少しずつ押し込んできた。
「ッ…う…」
「ゆっくり入れるから力抜いて…」
指より太いせいか、すんなりとは入らない。
先端を入れるだけでも一苦労だ。
だんだんと拡げられていく感覚がしっかりと伝わる。
「ッあぁ…!」
「ごめん、大丈夫?」
本当に少しずつしてくれていたものの、先端がやっと入った途端一気に半分ほど押し込まれた。
ぐっと力を入れていたからだろうか。
少しジンジンするけれど酷い痛みは無かった。
「少しこのまま慣らそうか」
「いえ…動いて平気です」
「本当に?」
笹窪さんは僕の腰を両手で掴むとまた奥まで押し込んでくる。
流石にスムーズには入らないものの中を拡げるように徐々に入っていく。
「もう少しで全部入りそ…力抜いてね…」
「はい…」
笹窪さんは少し掠れた声でそう言った。
中が狭くてキツいのだろうか。
少し苦しそうに聞こえる。
「…んっ…奥まで入った。ローションのお陰でなんとか…」
「はぁ…ぁ……」
今僕は笹窪さんと繋がっている。
昨日まで普通のバイト先の先輩だったはずの彼と今、こんなにも密着している。
「どうした…?何考えてるの?締まってるよ…」
「なにも…」
「…本当に?」
笹窪さんが腰を引くと少しずつ抜けていく感覚がする。その直後グッと押されてまた奥まで入っていく。
「あっ…ぅ…」
「痛い?」
「痛くないです…」
僕は今本当に笹窪さんとしているんだ。
そう思う度に気持ちが昂る。
笹窪さんはどう思っているのだろう。
オメガ性のフェロモンに惹き寄せられているだけ?
「歩生…今みたいに動いて平気?」
「大丈夫です」
余裕が無いだろうにずっと気遣ってくれている。
僕が初めてだから、優しく丁寧に大切に扱ってくれている。
そんなことをされてしまうとまた胸がギュッと締め付けられる。
「はっ…ぁ…ん…あっ…」
「ど…う?…はぁ…気持ち…い?」
「きもちい…ッう…あん…笹窪さ…ぅ…っ」
奥へズンズンと当たる度に勃っているそれがビクビクと反応してしまう。さっき達したはずなのに全然萎えそうにない。
それどころか更に欲深くなってきている。
もっと気持ちよくなりたい、このまま更に奥をしつこいくらいに突いて欲しい。
「あ…っは…ん…奥まで…きて…る…ッ」
「すごい…気持ちよすぎる…」
もっともっと強くして欲しい。
中がぐちゃぐちゃになるくらい乱して欲しい。
思考が回らなくなるまで抱いて欲しい。
気絶してしまうほど気持ちよくなりたい。
「あッ…や…ぁ…笹窪さん…もっと…」
「ねぇ…“暖”って呼んでよ」
「…だ…暖さん…」
「…やばい」
下の名を呼んで欲しいと言われその通りにするとさらに激しく腰を動かし始めた。
部屋中にベットの軋む音と僕たちの声、肌どうしが当たる音がいやらしく響いている。
「だっ…暖さん、暖さ…んっ…やぁ…あッ」
「なに…やなの?」
「違っ…きもち…いっ…」
「俺も…」
こんなに激しくされているのに痛くない。
もしかしたら痛みよりも快感が勝っているのかもしれない。
笹窪さんは僕の腰から手を離すと両腕を掴んできた。
仰け反るような姿勢になり、そのまま再び奥をガンガン突かれる。
「あぁっ…あ…おく…ッ奥が…きもちいぃ…ッ」
「は…っ…歩生…可愛い」
「ひっ…ぅっ…ん…うっ…すご…い…」
この姿勢だと四つん這いとはまた違う気持ちよさがある。
両腕とも持たれているため自分では自由が利かないというところも癖になりそうだ。
もう腰もおしりも壊れそうな程突かれているというのにまだまだ体が快楽を求めている。
発情期のせいだ。本当の僕はこんなに淫らな訳が無い。
「いい…っすごい…暖さん…はげし…いッ…!」
「そろそろイきそ…」
「僕も…も…ダメ…暖さん…」
暖さんが僕の体でこんなに感じていることがたまらなく嬉しい。
暖さんは一切速度を緩めずに激しいまま最後は僕の腕を離して後ろからギュッと抱きしめてきた。
「っ…ん…」
「はぁ…ぁ…はぁ…はぁ…」
中がドクドクとしている。
一気に力が抜けてそのまま横たわった。
僕の腰の下辺りが濡れていたため触ってみると精液が零れていた。
最後に一緒に達してしまったものだ。
暖さんも隣で息を切らして横になっている。
こんなに激しくされたのに気持ちいいなんて、僕の体はどうしてしまったのだろう。
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