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俺と君と
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土浦那都(ツチウラ ナツ) 高校3年生。俺との関係は同級生で友達で部員。
最初はなんの接点も無かった。認識したのは高校2年の夏。俺から友達を奪うやつだった。
だから最初の印象はあんまりよくなかった。
一年の時の友達がクラスがえで散った。いつも『綾翔(アヤト)』と言ってにこにこしてた友達 枢(カナメ)が別のクラスで新たに友達を作ってそっちにばかり笑顔を見せるようになった。
そう ただ俺は那都に嫉妬しただけだった。
枢にはスキンシップとしてボディタッチが多かった。
枢がそれを嫌がるのは知っていたが触れることによって安心感を得ている俺にとってそれは止めることの出来ないものだったから相手の態度をみて許容範囲までを見極めるだけだった。そのせいか枢は俺に笑顔を見せなくなったし俺を避けたり鬱陶しそうにした。
そして枢は那都にべったりになった。
全ては自業自得だとは思った。でも淋しかった。離れていくのが手に取るように分かって。
しかし今さら枢に気を使えるわけもなく 俺は今まで通りを貫くしか無かった。
幸い、枢は俺を友達だとはまだ思ってくれているみたいでまぁ枢と同じ部員だから変なわだかまりを作りたくなかったのかもしれない。だから俺はその状況に甘えることにした。
とりあえずなんにせよ那都は俺にとって目のうえのたんこぶだった。
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