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俺と君と
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その静寂を打ち破ったのは那都だった。
「関係なくないよ…」
なんでなんだよ、そう言おうと顔をあげると那都の顔が目の前にあって唇をふさがれた。浅いフレンチキスだった。離れていく那都の顔がスローモーションみたいにゆっくり見えてその那都の瞳はゾクッとするようなものでこの時何かが変わったのを感じた。
当然周囲は俺たちをみていて俺が視線をあげると一斉に反らした。
居たたまれなくなる俺。俯くと急に引っ張られた。那都が腕をひいたのだ。そのまま那都に捕まれて情報室を後にする。
「那都…痛い」
高校一年までテニスをやっていた那都の力は強い。手首が少しきしんでいる。いつもふざけていてもこんなことはなかったのに
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