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俺と君と
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那都はきいてくれなかった。
那都が怖い。今までこんなこと一度もなかった。
「那都どこにいくんだ?」
その問いにも答えてはくれない。そして俺は部屋に放り込まれた。
ここは…第一拠点部室だ。
「那都…何かんがえ…っん…ぁ」
部室の堅い床に押し倒されて俺の口を那都が塞ぐ。さっきのフレンチではなく舌が絡み合うディープな方で…上手い…力がぬける。
俺が翻弄されるなんて
「はぁ…ハァ、那都…何すんだ」
「どっかの誰かさんが馬鹿だから身をもって教えてあげようと思ってね。もちろんナニをするんだよ。分かってるじゃない」
完全に目が据わってる…。
だからってなんで…。
「だからってなんでお前に抱かれなきゃいけないんだよ」
「ずっと俺は君のことが好きだったのに気付かない君が悪い。何が愛してだよ。愛がほしいクセして愛される事が怖いくせに」
俺は那都を凝視する。図星だったのだ。自分が隠そうとしてきた気持ちをいともたやすく那都にばれてしまったのだ。
「……っ」
「やっぱり……臆病な君…そして俺。受け取ってよ君が散々欲しがってた愛ってやつをあげるからさ」
那都は俺の制服からネクタイを引き抜くとまとめた俺の両手首を縛った。
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