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初めましてを言わないと
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「おーい永嶋~」
「ん、なに?」
「隣のクラスの御影が呼んでるぞ~」
御影……あぁあの有名なモデルかよ…
廊下を見るとそいつがこちらを見ていて周りには女子が集っていた
てか俺とあいつ話したことないよな?
特に何の心当たりも浮かばないままそいつのもとへ行く
「俺に用?」
「あぁちょっと来てくれない?」
めんどくさい、ここでじゃだめなのか…?
そのまま着いていくと体育館裏の人気のないところに来た
こういうところ嫌いだ……
まぁなんかあったら全速力で逃げればいいし
「俺のこと知ってる?」
は?なんだいきなり?
「まぁ、苗字だけなら…」
そこまで興味はないけど
「俺は御影 流星 お前は?」
「永嶋 翔馬だけど……あの、俺になにか?」
なんで自己紹介…てか俺のこと知ってて呼んだんじゃないのかよ!
「俺がさ」
「ん?」
御影が口を開いた
「好きって言ったら信じる?」
お前が女だったら信じたな………
冷静な用に見えて内心動揺しまくってる
「え、どういう意味だ」
「恋愛感情」
「……」
初めましてぐらい言えよな
てか男に告るとかホモか?
「まぁいきなりだし気持ち悪いとかあるんだろうけどとりあえずそういうことだから連絡先交換して」
「はぁ?」
そういうことだからって何言ってんだこいつ!
一方的過ぎんだよ!告るならちょっと控えめの方が可愛げあるんじゃねぇのか!?
まぁ男だけど……
「ちょっと貸してね~」
「あ、ちょっ」
俺のポケットに手を突っ込んでスマホを勝手に取り出しやがった
ピローン
「QRコードで完了」
「何してんだよ!」
お前は俺に嫌われたいのか!?
「じゃあこれで一応接点はできたな、てことでこれからよろしく」
「………」
スマホは返してもらったけど
御影は自分の教室に戻ると言って早々に俺の前から姿を消した
ぜッッッッッッッッッッッッたいに好きになるわけないだろっ!!!
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