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「くそっ…どこ行ったんだよ…!探せ!!」
叫び声と足音が遠くなる。
今、俺はレッドアイと呼ばれている男を抱き抱えて狭い通路に居る。
そいつは柄にも無くガタガタと震えていた。
こんなみんなから恐れられているようなやつがあんなヘボいやつに追いかけられてなんで震えてんだ?
「なぁ、大丈夫かよ?」
「っ…あ、あぁ…」
とりあえず抱きしめる力を強めて落ち着かせようと頭をなでてやった。
なんでこんなことしてんだろーなぁー…
つーか…こいつ…黒山とおんなじ匂いするな。
香水か?
ま、どうでもいいけどな…
「なんとかまいた…か?&とりあえず…俺んちこいよ。怪我の手当してやるから」
「え…いいよ。別に」
「いいから。バイキン入ったらどーすんだよ」
そう言って手を引く。
後ろで何やら言ってるようだが知ったこっちゃねぇ。
そして無理矢理家に連れてったのだった。
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