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親睦会
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比嘉side
「…? 夕のやつどこに行ったんだ?」
辺りを見渡せば、あのひょこひょこと動く頭が見つかる。
ああ、都々湖といるのか…
どうせまた腐ったことでも考えているんだろう
「夕」
「あう、実琴君怒らないでっ」
「あっ、比嘉セン来ちゃった」
「…お前たちな、、、、はぁ、
まず夕、怒ってない。勝手にどこかに行ったことに関してはみっちり反省してもらうから。
で、都々湖。お前はその鼻息を止めろ。どうせ考えていることはわかる。
あと一応お前は都々湖家の次男だろう、少しは敬語くらい使ってみろ」
「はぁい」しゅーん
「はーい」しゅーん…
ったく、、、。
まあ、夕が警戒してないってことは
都々湖を気に入った…ってことだろうし
「いつまでも落ち込むな。
今はパーティーで社交性を学んでこい、都々湖は2年だからな、少しでも顔見知りを作ってこい」
「はーい、じゃあ、里見せんせっまたね!」
「あっ、うん!またね、都々湖君っ!!\(^o^)/」
夕はずっと都々湖の後ろ姿を見送る。
…なんかつまらないよ夕。
ぽんぽん
「う?」
「………夕の髪は柔らかいな」
夕の頭に手を置いて撫でる
構って欲しい、
という気持ちが夕にばれているのだろうか…。
「えへへ、そうかな?」
「ああ」
なでなでなで
…ばれては、ないな。
「ふふっ、今日は実琴君とずっと一緒で嬉しいな」
俺だけを見上げてくる姿に心が落ち着いていくのを感じる。
いつからだったかな
「夕といて安心するようになったのは」
「??、えへへ、」
あと少しで離れないといけないのに
己の弱さに苦笑いが漏れた。
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