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好意的
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「そういえば夕、生徒と仲良くなれたって。本当?」
お弁当を食べ終わった後、実琴君が気にかけてくれたこの話題。
「あっ、うん!
僕、ドジでよく連絡事項を伝え忘れちゃうから…、
実琴君も、宮本先生、クラスのみんなもフォローしてくれるから…申し訳ない気持ちもあるけどね、、
とっても…とっても嬉しいんだぁ。
声をかけてくれる生徒が多くなって、
も、もういじめとか受けてないんだよ?」
「…え?」
「??え?」
嬉しくて力説してたけど…な、何か変なこと言ったかな?
「いじめ?」
う?
「うん…?そ、そうだけど…どうしたの?」
「…なんで、俺に言わなかったの?」
「えっ、でも」
「何、か、されたのか?」
「ちょっと、み、実琴君!?」
白衣をもぎ取られて服も脱がせられそうになる。
寒い、っていうかは、恥ずかしいよぉおおおお!!!?((((;゚Д゚)))))))
「やぁっ、何してるのっ!」
「怪我、してねえだろうな」
「ひゃっ!?してないよぉ、落ち着いてっ!
実琴君ったら〜!」
ふぇ〜!?ううっ、お洋服は取らせないんだも…ん…
ぎゃ!
さ、寒いよぉおおお〜!!!
取られちゃったよ〜〜!!!!
ふぇ、
ふぇ、、、
「ふえっくしゅん!!!!!!」
「あ…、夕、ごめん、寒かったよな…服は返す。
ごめん、心配で……。でも、ほんと…」
頭からすっぽり被って腕を通すとぬくもりも戻ってきた。
ほぇ、よかったよぉ〜( ^ω^ )
風邪引いちゃいそうだったもんね?
「っくしゅん」
「夕…」
「大丈夫だよ!」
「本当…?
…ごめんな…いじめって、聞いて、、
夕が傷つけられたのは許せない気持ちとか、苛立ちとか、守りたい悔しさとか、後悔とか、
なんで俺に頼ってくれないんだよって怒りもあって…、」
ぎゅっと抱きしめられる。
「僕は大丈夫だよ!
実琴君は、ふふっ、心配性だね」
「夕は、大事だから、、」
「そっか、嬉しい」
「…」
準備室をのぞいていた影が動く。
「…?今、何か人が動く気配が…??」
「み、実琴君、僕を抱きしめながら推理しなくても…」
「それはそれ。まだ休み時間あるし、な?」
「うう〜…わかったよぉ…」
キラキラ笑顔に負ける夕。
そしてあの影は去っていった。
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