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「あ〜〜でも今は宮本よりこっちが優先」
「あ?」
「え?」
ぎゅうっ……
「はぁあ〜〜やっぱり実家の犬を思い出すなぁ」
南雲君に抱きつかれてます。あ、ぅ……恥ずかしいですっ‼︎どうして僕なんしょうか‼︎汗
「宮本先生っ‼︎あの、助けてくださいっ…」
「……」
「ふはっ、宮本は薄情者なんで、大丈夫っスよ?」
な、何が大丈夫なのでしょう‼︎((((;゚Д゚)))))))むしろダメな気がします‼︎‼︎
ぎゅうぎゅう……
「南雲……」
「なんすか?」
う?頭の上で会話が成り立ってる。
「お前犬飼ってたんだっけか?あの、ちっせえやつ」
「?……ああ、柴犬のシバの事ですよね?ちょうどムクみたいな大きさの子ですけど、何か?」
「いんや、柴犬はやっぱりいいなって思っただけだ。」
「はい、同意してくださってありがとうございます。で、この子に似てませんか?」
この子?
「ああ、里見。この子っていうのはお前の事だぞ」
え?(^◇^)え?
僕…わんこさんレベルなのかな?いや、嬉しいけど、けど……なんか複雑だよぉ。
「茶髪だし、目がくりくりで、わしゃわしゎしたくなるっス。好きですよ?センセイ?」
「…ほぇ?」
そこから僕は本気で固まっていた気がします……
柴犬やら、ムク君が、かまってもらえなかった事に対して怒っちゃったり……また噛まれたり。うぅ、痛いよぉ……なんで僕だけなの?
ちなみにムク君は今宮本先生の腕に収まってます。
うう、嬉しそう……
「つか、お前名前つけるの単純なんだよ。
なんだよ柴犬のシバって…
もう一匹柴犬いたらなんて名前なんだよ…毎度気になってるんだよお前の脳の中」
「そっすね…何ですかね。んー…バシ?」
「ふははははっ‼︎……可哀想だろ」
「んじゃ、何がいいんですかね?」
「あー……ん?いや、待て。お前何しにここに来たんだ?今授業中だろ」
「「あ」」
僕も何ナチュラルに招いてんだろっ‼︎‼︎
「そうだった。ほら俺、現文嫌いなんで^^あの先生がダメなんだよな……って事で逃げてきた。」
「おい、」
「…南雲君っ、ダメだよ?授業はとっても大切なんだから、ね?」
「「………」」
まだくっつかれてるけど、一生懸命上を向いたよ‼︎
…あ、やっぱり説得力なかったのかな?(;_;)
「何これ可愛い……」
「これでまた比嘉で遊べるな」
?え?
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