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親睦会
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「人、あんまり来ませんね」
そよそよと心地の良い風が吹いて、ちょうど木陰になっているこの場所にいる……のはですね!
僕、生物担当の里見 夕と、峰先生こと、社会科担当の峰山 仁志先生。
峰山先生は峰先生って言わないとダメなんですよ!
河合先生がおっしゃってました…。
ここは僕たちが担当する場所なんですが、
生徒が誰一人来ないんですよね、、、
「ん、そうみたい〜、みんなマップ見るの下手くそだよね‼︎結構体育館と近くて見つけやすい場所のはずなんだけど……」
「ふふっ、僕、こんな気持ちのいい温度だとうとうとしちゃうんじゃないかって不安ですよ〜」
「あははっ、じゃあ峰も一緒に寝なきゃだね〜」
峰先生って話が面白くて、ちゃんと聞いてくれるところが好きって生徒の声が聞こえてたけど、それは本当なんだな〜って実感したよ!
「……ねえ?」
ほ?なんか、急に声が低くなった??
「な、なんでしょう?峰、先生っ⁉︎」
「ふふ、」
僕と峰先生には手を伸ばしたら簡単に掴める距離しか空いてない。
外で使うにしては高級すぎる、クッション性の高い椅子をずらして身構える。
顎を掴まれて顔を向き合わされた時に……
「ぅ、」
峰先生の妖美に細く微笑んだかおが見えて、
「夕ちゃんって、すっごく……無防備。」
「ひゃっ?!」
腰にも手を回されてぐっ、と距離が縮まる。
「かぁわいい」
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