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親睦会
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生徒会長side
『実はアイツ……朝にな……』
ぜえっ、はあ、はっ、はっ、、、
外を全力で走るのはこの学園のトップ2。
生徒会長 三箇 千尋と、
風紀委員長 柊 和孝である。
俺はつい先ほど知った、峰先生の諸事情を思い出していた。
もちろん、足を動かすスピードは遅めずに。
体育館の裏手を回れば、小道があって、そこにはスタンプラリースポットのマークが見えた。
そして、俺は自分の目を疑った。
「っ‼︎里見先生ッ‼︎‼︎」
峰山に押し倒されているもう一人の姿が……
「峰山ッ‼︎‼︎目を覚ませ‼︎」
和孝が必死に2人の距離を取らせて抑え込む。
「んっ!?……だ、れ、」
「柊だ!ったく、無理すんなってあれだけ言われてただろうが!」
そして俺は、何が起きているかわからないであろう、里見先生のそばに座った。
「あ、れ?三箇くんっ…」
「先生、お怪我は?」
フルフル、と首を横に振って、心配そうに峰山を見つめる里見先生。
「先生、実は峰先生、朝に…生徒に薬もられたみたいで……」
「……え?…………生徒に?」
「はい、風紀風紀副委員長が…いろいろ実験して作ったようで、その試作品としてできた薬を間違えて……って感じで摂取した峰先生が…」
「まァ、見ての通りこんな感じだな」
「峰先生っ、大丈夫なんですか?」
「う、なにこれ、今更だけど頭痛いんですけどぉ〜、ちょっとあの副潰しにかかっていい?柊」
意識を取り戻した峰先生が殺意のこもったメッセージを残す。
俺の隣で「ぴえっ⁉︎」と驚く反応もあれば、
「あァ、だがアイツも悪気はねえと思うから程々にシメてくれて構わねえ。で、峰山、イベント続けられなさそうだな、もう安んじまえよ、」
という賛成を意した返答もあって、なかなか面白い、など場違いなことを考えていた。
「そうですよ、峰先生っ、僕が1人でスタンプ係になりますから……休んでくださいっ。」
「い、や!峰…せっかく、夕ちゃんと仲良くなりたか……」
「?」
「あァ、寝ちまったな」
「じゃあ、代理を呼ぶか?確か、生徒会の顧問が、手空いてるはずだし、」
あれ?それって……実琴くん?
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