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「ほら、お前のあまくておいしいとこ、
俺に食わせろよ……。」
そう言って、類はエースの片方の乳首を
指でコロコロと転がし、もう一方を甘噛みする。
その度にエースの体がうねり、つややかな声が漏れる。
「あ…はぁぁ……っ」
類は余っていた手をエースの体に沿わせながら、
下腹部を優しく撫でる。
「んっ…類にぃ…!や、だ……。」
「いやならやめるか……?」
エースは火照った顔を類に向けた。
類は思わずドキッとする。
「や、じゃない…から……。
はやく…して…。焦らすの、やだぁ…。」
類の頭の中で何かがぷちっと切れた。
「……昨日の今日なんだぞ…っ!」
そして類はエースの下半身への愛撫を始めた。
二人は長めの”デザート”を食べ始めた。
朝ご飯を食べ終えた空と海は自習室に来ていた。
近々控えている定期テストに向けて
勉強するためだ。といっても、
勉強するのは空で、海は先生役である。
空は数学の問題集を解き始めたが、
「解が正と負の間に1つずつある……、って、
どゆことですか……。
まず日本語から分かりましぇん……。」と、
早速お手上げ状態になってしまった。
それに対し、海は優しく教える。
「この二次関数は下に凸の放物線を
グラフに持つ。つまり……。」
海は空の背中にぴったりと寄り添い、
半ば後ろから抱きしめるかのように
空の問題集に図を書き込む。
「このグラフを見たらわかるように……。」
空はひたすらテンパり、海の声が聞こえない。
”やばいっ、顔近いぃぃぃぃぃぃ!!!
ていうか海さんの声と息が耳に
ゾクゾクきて、うわー、
こんなのいい意味で拷問だぁぁ!!”
「……だから、これらの条件からaやbを
求めていけばいいよ。」
「……すいません、海さん……。
数学以外の教科やりましょう。」
「いいけど……。
ごめん、分かりにくかった?」
「いや、そんなことないです!!
数学より危ない教科があったなーって思って!」
”ほんとは集中できなかったからだけど…!”
「うん、わかった。どの教科にする?」
「じゃあ、物理基礎と生物基礎を……あっ!」
「どうしたの?」
空は照れながら海に話す。
「理科は……稔に聞こうかなって。
もちろん海さんがイヤだとか、
そんなんじゃないですよ?!
俺、昔からテスト勉強は稔とやってたんです。
あいつ、普段はクールで真面目なのに
勉強会のときは熱血教師みたいに燃えるんです。
何度灰にされかけたことか……。
あいつ、基本なんでもできるんですけど、
特に得意なのは理科系統で。
だから理科は稔に……。」
「うん、そうだね、それがいいと思う。
ここだけの話なんだけどね。
入試の結果を生徒会で見たんだけど、
群を抜いて1位だったのが稔くん、
2位が蓮くんだったんだ。蓮くんは
500点満点中約450点をとっていた。
ちなみに合格者平均点は390点ほど。
だからこの点数だけでもすごいのに、
稔くんはさらにそれを上回ったんだ。
なんと480点!歴代2位の点数だよ。
しかも理科が満点でね。」
空は呆気にとられた。
”まさかとは思ったけど、稔……。
てか蓮が2位なの……?!
おいていかれてる感がありまくり……。”
「あの、ちなみに歴代1位は誰ですか?
陸さんとか海さんですか?」
この空の質問に海は少し悲しそうに笑った。
「僕は6位、陸は3位だよ。
1位は蔵本先生が言ってた、僕の……、
……ううん、なんでもない。」
”聞いちゃだめだったかな……。”
空はその人物が気になりつつも、この話題から
離れようと別の質問をした。
「海さんはどこの大学に行くんですか?!」
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