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危険な3日間
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水道工事で3日間、俺の家に泊まることになった千隼。
俺も勢いで了承しました。
「……晴くんも一緒なのデスネ」
「言わなかったっけ。晴も一緒だって」
「聞いてなかったなー……」
ちょこんと、千隼の後ろに隠れる晴(はる)くん。晴くんは千隼の弟で、まだ小学5年生だ。
「こんにちは、晴くん。久しぶりだね」
晴くんの目線に合わせるため、しゃがんで挨拶をする。
「……あずさ、やだ」
「えっ」
がーん……と言う効果音が付きそうなほど俺のガラスのハートは壊れていった。
晴くん、昔はあんなになついてくれていたのに……
「ドンマイ梓」
「うるさいっ」
「千隼兄ちゃん、やっぱボクここやだ。狭い」
「うぅ……」
「いーから。ほら入るぞ」
この3日間、俺の心がバッキバキに折れそうです。
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