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球技大会
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俺達のチームは頑張った。
山内の気合いと、チームメイト達の団結で準々決勝まで行ったがそこで終わってしまった。
それでも3位という成績に俺達は馬鹿みたいに喜んで青春だなぁ、なんて思って。
「よし!じゃあ、行くか槙野!」
「え、行くってどこに……」
「決まってんだろー?水樹の応援!」
水樹、その言葉にドキンッと胸が高鳴る。
「ほら、行くぞ!」
ぐっと手を引かれ、俺は山内に連れられるままに引っ張られて行った。
「っは、っは、っはぁ……山内、お前っ」
途中転んだりしたせいで泥だらけでボロボロな俺ら。
文句の1つを言おうと、前を向くとそこには千隼が居た。
「あ、あれ、山内は……」
「アイツならそっちでナンパしてる」
ピッと指を差す千隼。その方向へ顔を向けると、確かに女の子達に声をかけていた。
「何してんだ山内……」
「……なぁ、梓ちょっときて」
「っえ?おい!ちょ、試合は?!」
「あと10分あるから大丈夫」
俺は抵抗するまもなく、千隼に引きずられていった。
「っなんなんだよ!」
やっと離されたと思えばそこは誰も居ない更衣室。
「……聞け」
耳元で囁かれる千隼の声。
数日ぶりに触れられ、千隼の体温を感じる場所がじりじりとうずく。
「俺はーーー」
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