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想い
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千隼がそのまま、ぺろっと俺の耳を舐める。
ぞくぞく、と何かが体を駆け巡る感覚がくすぐったい。
「っ、や……」
「俺が居なくて寂しかった?」
「寂しくなんか……!んっ!」
ちゅ、とキスを落とされた後、俺は千隼に抱きしめられる形になる。
千隼の匂いにくらくらする。
「梓……そろそろ聞かせろよ、お前の本音」
甘い甘い声で囁いて
「俺のこと、どー思ってんの?」
逃げられないように俺を包んで
「なぁ……教えて?」
そんな千隼が堪らなく、好きーーー。
「お、れ……」
言わないと、千隼に……俺の気持ち。
「千隼がーーー」
伝えたいんだ、やっと気づいた想いを。
「俺っ、千隼が……っ!」
「やっぱりここに居たか槙野!水樹!球技大会の閉会式始まるぞ!!」
だから空気読もうぜ山内くん……。
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