アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
共通③
-
ギィ……
立花が華美な装飾の施された重厚なドアを開けると、外見に違わず豪華な造りの入り口が見えた。
「………?」
理はある違和感を覚えた。
この規模だと執事やメイドたちが必ずいるはずなのに、やけに静かなのだ。
理の疑問に気づいたらしい立花は、
「ああ、今日は月に一度の侍従たちの休養日だからそれぞれの家に帰っているよ。侍従たちの寮は別館にあるからな。俺は例外だが。」と答えた。
「そうなんですか。」
「一日ぐらいだったら維持もどうってことないよ。」
そんなものなのか、と理は疑問に思ったが何も言わないことにした。
「李久様の御部屋は3階だ。案内するよ。」
「はい。」
とうとう俺の『ご主人様』とご対面か。
理は覚悟を決めたのだった…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 10