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目覚め
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そこで目が覚める。
目をあけると白い天井が見えてさっき出てきた仮寮の部屋ではないことはわかる。
保健室かとも思ったが周りを見てみた感じそういうわけでも無さそうだった。
まるで誰かの部屋のような....
そんなことを考えていると誰かが入ってくる。
白「目、覚めたか?」
極「急に倒れるからびっくりしたよ」
琥「あ、ありがとうございます.....」
白「こは?大丈夫か?」
極「はる、俺らのこと思い出してくれた?」
琥「本当に白にぃと極にぃなの?」
白「うん、そうだよ」
極「はる、ひさしぶり」
琥「ひさしぶり......」
白「ほら、んな泣きそうな顔すんなよ?」
極「ひさしぶりに会ったのに泣き顔なんて見たくないよ?」
琥「うん....」
少しの沈黙が流れる。
頭が混乱していてなにかを忘れているような気がしてもそれがなにかを考えるほどいまの僕には余裕がない。
白「こはにずっと会いたかったよ」
極「あのあともずっと探してた。やっと見つけた」
あのあとというのは僕が見ていた昔の夢の少しあとのこと。
あの間違えをおこし、そして2人を傷つけ一緒にいられなくなったあのこと。
琥「怒ってないの?僕を嫌いになったんじゃないの?」
白「バカなこと言わない」
極「俺らがこはのこと」
白・極「「嫌いになるわけないでしょ?」」
琥「ふぇっ、ほっ....ほんとに.....?」
白「ほら、泣くなよ?」
極「俺らは琥波瑠の笑顔が見たいよ?」
そう言って抱き締めてくれる2人はとってもあたたかくて凄く懐かしくて、混乱していた頭がすぅっと落ち着いていく。
そして思い出す。
虹輝くんたちと待ち合わせをしていたことに。
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