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入学式2
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3人はほぼ同時に、ニコッと笑うと、楽しそうに僕に近付いてきた。机の前で止まると、わりと大きめの声で
「1位の人ってさー、君だよねー?」
そう聞いてきた。そのせいでクラス中が僕の方を見る。
「えっと・・・ええと・・あの、その・・・」
そうなのに、そうだよ、が何故か言えなかった。
「あ!ごめんねー!急にー。
俺はねー、猫道 透輝だよー!よろしくねー!」
「俺はねー、猫道 虹輝だよー!よろしくねー! 」
「俺はねー、猫道 優輝だよー!よろしくー!」
「あ、はい。よろしくお願いします。
ええと、僕は卯沢木 琥波瑠といいます」
えっと・・・意外と良い人たち?
「さて、もんだーい!
テーデン、誰が誰でしょーか!
チ.コ.チ.コ....」
えっ、急に問題⁉なんか効果音?言ってるし
誰が誰って言われてもなぁ、さっき覚えた感じだと
「ええと、真ん中が優輝君、右が虹輝君、左が透輝君?」
さっきと並びを替えてたけど、あってるかな?
「「「せーかーい!」」」
と、言われてホッとする。
良かった。あたってて。
安心もつかの間、3人が急に真剣な顔になり、透輝君に
「琥波瑠君ちょっと来て?」
と言われて少しビクリとして怖くなる。
しゃべると泣いてしまいそうだったから、僕は、コクりと頷き3人について行った。
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