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チーム決め
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そんなこんなでクラスの顔合わせが終わり、チーム決めの時間になった。チーム一つ一つに、体育館での3分間のアピールタイムが設けられている。それを見に行くために体育館に行く。絶対行かなくてはいけない訳ではないので、教室に残っている人もいた。
チームは基本、優と劣に分かれているのでアピールタイムも優と劣に分かれている。
「琥波瑠はどこのチームに入るか決まってるの?」
体育館に行く途中で、透輝君が声をかけてくれる。
透輝君に続き優輝君と虹輝君が
「出来れば、同じチームがいいな~?」
と、言ってくれる。
「3人は決まってるの?」
「「「うん!」」」
「どこにするの?」
「ここ、ここ」
と、優輝君がチーム表の、あるチームを指さす。
「ないと、ろーず?」
「うん!」
〔Night Rose〕と、書かれたところの紹介文を読む。
〔優劣関係無く誰でも入れます。去年出来たばかりの新しいチームです。細かい事は入れば分かる!〕
と、さっぱりとした文が書かれていた。
優劣関係なくってすごいな。
「何でここにするの?」
「中学の頃の先輩がいるってのと、1つ上の幼馴染みもいる。それに....」
ってところで虹輝君が少しためらったような感じになる。
でも何かを決めたように
「それに、今年一緒に入学した幼馴染みが劣の方にいるんだ」
と、虹輝君が言う。
「そ、そっか」
聞くべきじゃなかったのかもしれない。
変な空気が漂うが、それを破るように透輝君が
「はい!この話は終わり!琥波瑠はチーム決めないとだし、ちゃんと話聞いとかなきゃだよ?」
「うん...!」
「よし!じゃあ行こっか?」
と、優輝君が歩きだす。
僕はその後ろをついていった。
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