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ハロウィンとは
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"ハロウィン"それは我々魔界のものが人間界に降りられる数少ない日の1つである
この日ばかりは浮き足だった人間たちが仮装をして町をひしめき歩くため私たちも化けることなく人間界、そしてこの行事に混ざることができる
そもそもハロウィンとは初めただの収穫祭であった…それが今となってはこのような人々が集まり仮装する祭ごとへと変貌してしまった
「まぁ、これはこれで楽しいからいいのだけどな」
かくいう私もそれを楽しんでいる一人である
以前はそこまで大きなお祭りではなかったが近年になりハロウィンは一大イベントと化し、ここ最近は仮装にも手が凝っていて正直、人間と我々の見分けがつかなくなってきている
それは有り難いと同時に困ったことも引き連れてしまうようになった
私ことヨーマは魔法使いである
(この場合の魔法使いは人間界でいう30歳まで童貞なやつを指す言葉ではない。断じて違う!!)
そのため男で魔法使いの格好をしていると物珍しいのかよく写真を撮らないかと誘われるのだ
これは少々困ってしまう
私は吸血鬼ではないから写真を撮ったのに映らないなんてことはないのだけど私が恥ずかしいのである
何しろそういう提案をしてくるのは大抵が若い女性たちであり…その露出がすごいのだ
我々は人間界に降りるに当たって1つだけ守らなければいけない決まりごとがありそれは…
"人間の体液を体に入れてはいけない"
というものである。
なぜこのような決まりごとがあるかというと吸血鬼たちが血を求めさ迷いあるくからである
この決まりごとがある限り吸血鬼は血を吸うことができないし吸血鬼だけでなく他の魔界のものたちも下手に人間に手出しできないのである
だから何もできないの若々しく男に媚びるような格好の女性が近づくのはいくら私といえども少々心苦しいのである
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