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その日もいつものように泣いていると…………
「やぁ〜久しぶりだね?」
海の中からあの魔法使いが現れた………
「な、なんで……!?」
びっくりして僕は声をあげていた………
「ん〜?なんでって……仕事をするために?」
そう言って魔法使いは近づいてきた……
「あ、あの……仕事って?」
そう聞くと………
「君の姉さんに……えっと…ルカちゃんだったかな?に頼まれてね〜」
意外な名前だった……
「なんで、姉さんが?」
驚いていると………
「君が居なくなって探してもいなくて噂を聞いたルカちゃんが僕のところに来て探して欲しいって……」
「そんなこと……姉さんがするわけ…………」
「実際に言わるたんだよ?事情を話したら私が代償を払うから君に声を返してあげてってさ〜」
気づいたら僕は泣いていた………
姉さんが…………?って………
「でも、声を返すことはできないよ?って言ったらもしも君が辛くって人魚の世界に帰ってきたい時は帰ってこれるようにしてってさ〜」
と魔法使いは言った……
辛い……
本当は今すぐ帰りたい……………
「どうやったら帰れるんですか?」
思わず聞いてしまった…………
すると、魔法使いはニッコリと笑って………
「これを想い人の王子様に突き立てて殺せば帰ってこれるよ?」
と短剣を渡しながら言った…………
「ころ…………す?」
耳を疑った……
リアン様を殺す?
できるわけが……
そう戸惑っていると………
「どうするの?ちなみに、その短剣の効果は明後日の明け方まで………もしもその短剣を使わないなら明後日の明け方に海に投げ込んで?そのまま持っていたら君も短剣と一緒に泡になっちゃうからね?」
そう忠告してきた………
そして………
「じゃあ、仕事は終わりっ!どうするかは君次第だよ?あっ……あと、これ餞別ね〜」
といって小瓶を渡してきた……
「これ…は?」
質問すると……
「それを半分飲むと君の声が戻る残りの半分は王子様に……そうすれば会話ができる……あと、その時のことは夢ということで処理される……っていう薬♡」
と言って海に戻っていった………
タイムリミットはあと1日……
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