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僕たちは森の入口まで来た。
すると、グレーテルが唐突に……
「そういえば、最近この辺で怪しい人影を見たっていう噂があるんだよね〜」
と呟いた……
その言葉を聞いて思わず体がビクッと反応した……
僕はお化けとかが嫌いでそれをグレーテルも知っている筈なのに……
ゆっくりと隣にいるグレーテルを見ると……
「くっ…………」
と少し肩を震わせていた……
「グレーテル……?わざと…だね?」
と少し声を低くして言うと……
「あぁ〜そんなに怒んないでよ兄さん!ごめんって!兄さんが可愛くってつい…ね?」
と慌てながらも楽しそうな顔で言われた。
5歳も年上の僕を可愛いとかありえないとか怒りたかったけど、その顔を見たら怒るに怒れなくなってしまった……
「もう!しょうがないな〜もう、いい!ほら、早く取りに行っちゃお?暗くなる前にさ!」
と言うと……
「うん!」
とグレーテルがこたえた。
僕たちは森に入って継母から頼まれたものを取りに行った……
この森は迷うと帰ってくることが出来なくなってしまうので道標用のパンを使って少しづつちぎって落としていった……
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