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エロい先生
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腰が震える。
その姿を見て櫻井が目を丸くして、すぐに目を細めた。攻める目がまた、股間に追い討ちをかける。
「んんっ」
ぶるぶるっと全身を震わせて、残滓も残らないくらい振り絞る。
唇をかみしめたところで、鼻から吐息が音を伴って漏れる。
「乳首だけでイッてもらうつもりではいたけど、早すぎませんか?」
また、舌なめずりをする。
射精の後の倦怠感が腰を甘怠くさせる。うっかり涙ぐみそうになるけど、それを拭う手は拘束されたままだ。朔良の口に詰め込まれたシャツの裾を櫻井の指先がそっと取り除く。
「黙れ、エロガキ」
「人のこと言えますかエロ先生」
「んくっ」
また、きゅと乳首を抓まれて股間にしびれが走る。
「誰かに開発されたとかじゃありませんよね」
口調は戯れのモノなのに、目が笑っていない。鋭い眼光は獣のように朔良を覗き込んでくる。
誰かに開発された?
誰が?
誰に?
何を?
―――ってか、俺はゲイじゃないって。
少し体を反らし、勢いをつける。
「ばぁぁぁかぁぁぁぁがぁぁぁぁ!!」
「ぐっ!」
思い切り頭突き。
暴力教師上等。
そもそも性的暴行を加えたのは櫻井の方だ。朔良の頭突きを顔面で受けた櫻井は俯き手の甲で自分の鼻を拭う。高く、形の良い鼻梁が赤くはれていた。
「いって……」
呟きながら、朔良の下半身を拘束する力が強くなる。
「鼻血、出たんですけど」
すんと鼻を鳴らして、鋭い眼光で朔良を見上げる。
背筋にゾクゾク快感と同じ痺れが走た。それがなぜなのかわからない。
「ムキになるってことは図星ってことですか?」
事実と異なっていたとしてもあんなこと言われたら普通腹を立てて当然だろ。
「今日はこれで終わりにしようと思ったけど、」
朔良の体を拘束したまま、傍らに置かれていた段ボールを引き寄せる。
埃っぽい倉庫の中でその箱だけ埃をかぶっていないのが不自然だ。
「折角昨日、兄ちゃんにこれもらったし」
開いたその中は大人のおもちゃの山だった。
「先生がもうちょっと素直になれるようにいろいろさせてもらいます」
真っ赤な縄を取り出すと、上目に見た眸に凶悪なものを感じた。
ぞわぞわと、恐怖がこみ上げる。
「やめと、おい、こ、ふぐっ」
「うるさいです」
棒状の口枷を噛まされて言葉は力を失う。
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