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酒と性癖と男と男6
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ハラミにハツにレバーに白レバー、砂肝、背肝、目肝、ちょうちん……。
テーブルに並べられた串焼きに若干気後れする。
「見事に臓物系ですね」
「白子が一番好きなんだけど、やっぱチェーンの店じゃなかなか出ませんね」
ちょうちんがある時点で朔良としては驚きだ。
見た目のグロテスクさに、ちょっと顔が引きつる。
「ふんどしも好きなんですけどね」
さっきから飛び出してくる名称はなにか意図的なものを感じさせる。
「わざとですか」
「わざとですね」
ハツの串にかぶりつきながら冴島が平然と答える。
うっかり下に移行しちゃいそうな名称ばっかり出していて、意図的じゃなかったらその方が不思議だ。
「こういう時に気が付いて頬を赤らめて俯いちゃうような子が好きなんですけどね」
それこそ朔良から遥か遠い位置に存在する生き物だ。
「そんなの女の子でもいないんじゃないですか」
むしろ絶滅危惧種だ。いまどき中学生だっていない。
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