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リビングの中にいたのは人だった
「…ッ!」
怖い
怖い
ただただ怖くて
でもあの人たちが居なくなったという漠然とした事実に喜びを感じている自分もいて
その時の俺はどんな顔をしていたのだろうか
「お前、見ちゃったね。」
その人は初めて声を発した
その声は心地よい低さをしていた
彼ははとても楽しそうに言った
目の前にある光景には似つかわしくない綺麗な声をしていた
部屋の暗さに目が慣れてくると目の前の何かがとても綺麗な顔立ちをしていることに気づいた
この暗さでわかるんだから普通に見たらもっとかっこいいんだろうな
なんて、素晴らしく緊張感のないことを考えていた
。
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