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(見られた)
最初に思ったのはそれ
(消さなきゃ)
次に思ったのはそれ
(見つけた)
最後に思ったのはそれ
先程とは比べ物にならないぐらいの興奮が俺を覆い尽くした
見られたから殺さなきゃ、って思って小さい白い子の細い首に手をかけた
少しは抵抗されるかな、面倒くさいなって思ってたけどそんなことはなくむしろ自らの身を委ねるようにしていた
けれど、徐々に手に力を加えていくうちに本能からか俺の手を剥がそうとした
その際に自分の首に傷をつけてしまったようで傷からは少し血が滲んでいた
その時、その子からあの匂いがした
正直探していたことすらも忘れていたからその匂いで思い出した
「見つけた…」
そう呟いた俺
その後本能の赴くがままにその子の艶めかしい首筋に唇を寄せ、牙を立てた
その後のことはよく覚えていない
気がついたらその子が俺の腕の中で気を失っていた
きっと俺が血を吸いすぎたのだろう。もともと白かった顔が青白くなっている
このまま血を吸い尽くして殺してしまうのも良かったがこの味を二度と味わえないのかと思うと惜しかった
こんなに小さい子だ。このまま生かしておいても俺に害はないだろう
とりあえず生きててもらわねばいい食事にありつけない俺はこの子を休ませようと思ったがこのリビングでは休もうにも休めないだろう
とりあえず別の部屋へ移動しようと抱き抱えた時あまりの軽さに驚いた
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