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腕の中で眠るこの子は泣き疲れて眠ってしまったらしい
リビングで気絶していた時よりもいくらか顔色は良くなっているが、それでもやっぱり軽い。軽すぎる
そんなに身長があるわけでもない。160前後だろう
今ベッドに横になっているこの子と昨夜床に転がっていた女は同じぐらいの体格だったが、あの女の方が重かった。確実に
あんまり寝ているところを見られてもいい気はしないと思うし、やる事をやりに行かなければならないからそばを離れよう
人形のように綺麗な顔をもう1度拝み色素の薄い髪を撫でて、その子を起こさないようにベッドから降りた
「…い、かな…で」
部屋を出ようとドアノブに手をかけた時にベッドの方から発せられた声は寝言だからか、とてもか細く儚かった
その声に振り向いてその子を見てみてもこちらと目が合うことがなかったので俺に言った言葉ではないのだろうけれど、少しの間俺はその部屋から出られなかった
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