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代われないこと
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和成side
祥と話した後、自室に戻る俺
依頼主が指したターゲットに俺は目を思わず目を見開く
依頼主は、テツナの事情を一番に知ってるのになんでそんな過酷なことをするのだろう
テツナはただでさえ、全てを失ってまでも、この業界を守り続けてる
こんな辛い試練、断れないことをいいことに使ってるとしか、俺は思わなかった
でも、祥も俺もテツナのことをわかってるから、俺達は決めたことを言わない
あいつは簡単に自分の意見を曲げないって知ってるからだ
でも、今回ばかりは珍しくテツナは涙を流していた
見てるだけしかできない俺も、釣られるかのように泣いた
「っ……
テツナ、その運命俺が背負えればいいのに……
代われなくて……ごめん」
らしくなく、俺も声を漏らしながら泣く
きっと、3人揃ってこんな状態だろう
似たもの同士だな……、俺達幼馴染はさ
運命の日まで、あと少し……
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