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『モブ達のクリスマス。』① By 腹黒思考
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日時 X年12月24日 0時。
場所 日本のどこか。
モブA「所謂通行人Aとか村人Aとか隣人AとかクラスメイトAとかやってると切なくね?」
モブB「確かに切ねぇ。でもさ…お前、村人Aってなんか違くねーか?」
モブC「うん。村人Aはファンタジーか時代物か、廃れた村…。」
モブAとBに頭を叩かれるモブC。
モブA「廃れた村って言うな!過疎化が進んだ村と言え!」
モブB「若者が居ない村って柔らかく表現するべきだろうが!」
モブC「お前らも大差ねーよっ!」
モブA B C 「はぁ。どうでもいいけど…名前欲しいよな。」
モブA「俺達が脇役やってる間に、主人公達はクリスマスだからって盛り上がってるんだ。俺にも名前があればっ!恋人の一人や二人!」
モブB Cに蹴られるモブA。
モブB「二股かける気満々かよっ!てめぇ!羨ましい妄想してんじゃねー!」
モブC「羨ましいとか言ってんなよ…。余計切ないだろ。しかも妄想だし。」
ボコられるモブC。
モブBのスマホにLINEからのお知らせ。
モブB「たっく誰だよ。こっちは重要な話のとちゅ…おおおおっ!お前らこれ見ろ!」
モブA C「お?おおおおっ!」
《モブ達へ BLLTの新企画クリスマス特集号の出演依頼があります。出演されたなら、クリスマスプレゼントとして名前をつけてあげます。腹黒思考より》
モブA「俺出るよ!」
モブB「はんっ!てめぇが出ても盛りあがらねぇからな。俺もでてやるよ。」
モブC 「いや…お前らどうせまたA Bとかで出るんだよな?…っておーい?現実に戻ってこーい!」
モブA「すっすまぬ。我とした事が危うく自我を崩壊させ、あらゆる主人公達を押しのけチート級のスペシャルハイスペックな人物になり、色男や愛らしきおのこを侍らせ…。人生を謳歌したもう姿を脳内スクリーンに写しておった。」
モブB「すまねぇ。俺様とした事が…危うく自分を見失って、あらゆる俺様主人公を薙ぎ倒し、チート級のスペシャルハイスペックな俺様主人公になって、ごつい野郎や鼻柱の高い野郎を押し倒して、人生謳歌してる姿を脳内スクリーンに写し出してたぜ。危ねえ。危ねえ。」
モブC「まだ名前決まってないだろ?お前らさっき迄そんな口調じゃなかっただろ!どこ目指してんだよ!ちゃんと戻ってこいよ!」
再びモブBにLINEからお知らせ。
モブB「なんだよ。気に入らねぇ名前だったら承知しねーぞ。」
モブC「まだ何もしてないから、腹黒思考って奴が名前くれるワケないだろ?」
スマホを覗き込む三名。
《モブ達へ 出演承諾ありがとう。君たちの会話をそのまま企画に使用します。約束の名前をプレゼントします。ありがたく受け取るように。Merry Christmas☆
モブAへ 鈴木太郎。
モブBへ 山田太。
モブCへ 佐藤。以上。》
鈴木太郎「何故(なにゆえ)かっ!我に似合わぬパンピーな名前!せめて、グレイ・ウルク・スチュワート・エーデルハイデンぐらい考え付かぬのか!」
山田太「ざっけんなよ…?明らかに太郎から郎を取っただけだろうがっ!手抜きしてんじゃねーぞ!ゴラァッ!鳳凰院傑とか読みにくくて、カッコ良さそうな名前考えつかねーのかよ!」
佐藤「ちょっ…っ!待って!おれだけなんで下の名前ないの!?あっ!まだ終わらないでっ!次のページいけって!色々突っ込み所満載だろ!?マジ待って!終わらないでっ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………………っ!」
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モブ達のクリスマス お☆わ☆り
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