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『幸せクリスマス』① by kokoroP
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「いらっしゃいませー!」
只今俺、芳阿 桜次はクリスマスの為にバイトをしている。短期で17時から21時までほぼ毎日働かしてもらっている。だって…どーしてもあげたい物があるから!
****************
俺は友達の俊哉と一緒に買い物をしていた。
「もーすぐクリスマスだよなー、桜次って何かあげんの?颯人に…」
颯人とは俺の弟であり恋人だ。
「んー、まだ考え中なんだよなぁ…」
クリスマスには何かあげたいって思っているんだけど…あんまり欲しい物とか知らないし…、欲しいとか聞いたことないしっ!!
「んー…、じゃああーゆうのは?」
「ん?」
俊哉の指さした場所はアクセサリーなどの店だった。
とりあえず入って中の物を見る。
「いーものないかなー?」
見てもあんまりパッとしない代物ばかりでなかなか決まらない。
うろちょろしながら見て歩いていると、近くから俊哉の呼ぶ声が聞こえた。
「桜次ぃー!これどう?」
勧められたものはガラスケースに保管されているペアリングだった。
その隣には、『好きな相手にこれを渡しお揃いで身につけておくと永遠と結ばれる』と書かれていた。
「永遠…これ欲しい!」
「でもさ、2つ合わせて5万くらいするよなー…」
5万……今日は12月1日だから頑張れば間に合う!
「今からバイト探してくるっ!」
「あ!桜次、その前に予約しとけよ!売り切れたら意味ないだろ」
「あ、そっか!」
それからペアリングをクリスマスの日に予約して店を出る。
「バイト探さなきゃな!えっと…」
「バイトなら俺が働いてるとこ来る?店長に頼んどくぞ?」
「マジ?!サンキュー!!」
毎日働いて稼がないと…
****************
そっから俺は俊哉んとこでバイトを始め、今日はクリスマス前日だ。
色々と颯人に怪しまれたが…何とか切り抜けたけどな!
「クリスマス明日だな!」
「うん!ここまで何時間働いたか…w給料5万あるかなー?」
「余裕であるってw ペアリングは明日買う?今日はもう夜だし」
「そうだな、明日の帰りに買おっかな!」
「帰りって颯人いるんじゃないの?大丈夫?」
「断るから大丈夫大丈夫!じゃ、また明日な!」
そして俊哉と別れ家に帰る。
「ただいまー!」
「おかえり、先ご飯食べるか?」
「うん!!」
夜ご飯は鍋だった。こんな寒い日には鍋が格段美味く感じる!
「なぁ、明日クリスマスはバイトあんの?」
「ちゃんと空けてるよ!だって颯人と一緒に過ごしたいし…」
何恥ずかしいこと言ってんだ?!
「俺も、兄貴と一緒に過ごしたいよ」
颯人が笑いながら言う姿にドキドキしぱなっしの俺…いつになったらなれんだよ!
「ごご、ご馳走様!!風呂入ってくる!!」
俺は急いで風呂に入る。顔赤すぎで恥ずかしいっっ!
「兄貴っていつになったら慣れてくれるんだよ…理性もたないし…」
風呂からあがりベッドに寝転がると自然と眠りについた。
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