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『幸せクリスマス』② by kokoroP
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次の日の放課後…
「よしっ、給料も入ったし!買いに行きますか!」
俺は俊哉と二人でペアリングが売っているアクセサリー屋まで向かう。
そして店員に予約の紙を渡し、ペアリングを買う。
「よかったな!桜次!」
「これ颯人は喜ぶかな?」
「大丈夫だって、桜次にゾッコンなんだからさ!」
そう言われ、安心する。
買ったあとはまっすぐ家に帰る。
ちょっとでも早く会いたい…
「兄貴、おかえりー」
と言ったあとに額にキスされる。
…っ?!不意打ちすぎるっっ!!
「た…ただいま…」
颯人は何故か異常にニコニコしてる…。どーしたんだろ?
疑問になりながらリビングに行くと、豪華に骨付き肉や、ホールのケーキなどが並べられていた。
「え!美味そう!!スゲぇ!!」
「俺が作ったんだ、兄貴に喜んで貰いたくて」
「え?」
サラッと言うなよっっ、ときめいたしっ!!
「もう食べる?」
「そうだなっ!!食べよ!」
ペアリングは食べ終わってからでいっか!!
まずは骨付き肉から食べる。美味い!!ヤバイ、胡椒がいい具合にきいてるしっ!
どんどん食べ進めて、ケーキも店で売ってそうなくらい美味かった。
「美味かった!ご馳走様でした!」
「そう、喜んで貰えて良かったよ。
俺は片付けるから先風呂入ってて」
「あっ!ちょっと待って!」
「ん?」
渡さないと、ペアリング…。でも…緊張する!心臓がヤバイくらいドキドキいってるし!
「あ、あの…な!ちょっと渡すものがあって…」
「渡すもの?」
「ちょっと待ってて!」
俺は学校のカバンを漁り、奥底からペアリングの入った箱を取り出す。
「こ、これ!クリスマスプレゼントってことで!」
差し出した手が震える。緊張ヤバイ、手汗ヤバイって!
「……」
え?何で黙ってんの?どーしよ…要らなかったかな…
「ありがと、嬉しい」
嬉しくて颯人の顔を見ると少し顔を赤らめ、幸せそうに笑っていた。
「そ、それはな!お揃いで身につけておくと永遠に結ばれるって言われてるんだ!」
「…じゃあ、その永遠の印として…」
チュッと触れるくらいのキスをする。
「メリークリスマス、愛してるよ桜次」
「メリークリスマス、俺も…愛してる…」
そこから手を繋いで二人仲良く寝たとさ!
ーENDー
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