アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
【目線低っ】よっぴー総受け 4
-
さて、俺はついさっきまでそんなことを考えていたわけだが
それは今のこの状況で一気に砕け散る
よぴ「ん、んーーっ!!」
風呂場で服を脱いで風呂に入ろうとしたが、上にかけられているシャワーに手が届かない
どれだけ背伸びをしても、いつも軽々と取っていたそれは遥か遠くにある
やっぱり、こんな不憫な体じゃ嫌だ
早く戻りたい...
地味に弱音を心の中で吐きながらどうするか考えていると、
ガラッと突然風呂場のスライドドアが開いた
そこには、もう服を脱いでとってもにこやかなわとさんが立っていた
わと「よっぴーさぁーん!一緒お風呂入ろう!!」
よぴ「えっ...」
わと「えっ!?なんでそげん嫌そうなん!?」
よぴ「あ、別に嫌ってわけじゃ...」
わと「だって、よっぴーさん今困っとるやろ?」
わとさんが俺が手を伸ばしても届かないシャワーを指差してそう言う
まぁ、今すっごく困ってるのは確かなんだけど...
わと「まぁまぁ今はわとさんに甘えなさい!
これでも年上なんよ?」
よぴ「....わかりました」
俺は渋々顔を縦に振った
すると彼はニコニコと嬉しそうに浴場に入ってきて、俺の方へ向かう
そして、俺を台に座らせて、その後ろに座るとシャワーを取って顔を覗いた
わと「じゃあまず頭洗うな、目にシャンプー入らんようちゃんと閉じといてな」
よぴ「はーい」
わとさんは俺にそう話しながら、シャンプーを押して中身を手のひらに乗せた
シャワーで少しお湯をかけられてから、彼の手が俺の髪の毛に触れる
俺はその瞬間に目を閉じた
優しく撫でるように頭を洗われる
わとさんなら、豪快にわしゃわしゃやるイメージがあったけど..意外だな
わと「どっかかゆいとこある?」
よぴ「んー、ちょっと右上です」
わと「右上?ここらへん?」
よぴ「はい、そこです」
そこだけ少し掻くように強めにやる
それも気持ち良くて、何処か眠くなってくる
彼の手が離れて、お湯をゆっくりとかけられる
わと「よっぴーさん眠そうやなw」
よぴ「え?」
わと「鏡に映っとるけん、わかるよ。
そげん心地良かった?」
よぴ「はい」
わと「そっか、良かった。
体は自分で洗える?」
よぴ「はい、ありがとうございます」
頭を流し終えると、わとさんは立ち上がって今度は自分の頭を洗い始めた
俺もその間に体をボディーソープを付けたタオルでごしごしとこする
そして、わとさんにお願いして流してもらうと、一足先に広い湯船に浸かった
いつもより深く感じて、一瞬溺れそうになる
それをなんとか持ちこたえて、少し段差のある部分に座ってふぅっと体の力を抜く
しばらくして、体を洗い終えたわとさんが頭に折りたたんだタオルを乗せて、俺の隣へと体を入れる
わと「よいしょ、と。
ふぅーきもちぃー!疲れが癒されるよ...」
よぴ「わとさんって、なんか疲れてるイメージないですけど」
わと「そげんことないよ。
俺だって人間よぉ、疲れるときもあるし、休みたいーって思うときもあるし。
あ、皆にストレス感じてるって意味じゃなかよ!?」
よぴ「そうなんですか...
確かに、わとさんが俺たちより早く寝てる時ないですよね」
俺がそういうと、彼はいつもの元気なはにかみとは違い、優しく眉を下げて微笑み、俺を抱き上げて膝の上に乗せた
それを後ろから抱きしめられる
いつもはむちゃくちゃ嫌がるところだけど、さっきのわとさんの話を聞くと、抵抗する気持ちも薄れてきてしまう
彼は俺の肩に顔を乗せて、眠そうな表情を浮かべる
わと「まぁ...いつも寝る時間は2時超えるしなぁ。
起きるのも5時やけん」
よぴ「え、じゃあいつも3時間しか寝てないんスか!?」
わと「そやねぇ...
でもその代わり、いつも皆に元気貰っとる。だから辛い生活にも耐えられるんよ」
よぴ「...」
彼の目の下には、うっすらと隈ができていた
俺は、小さい手でわとさんの頬を撫でた
とても疲れ切っている顔をしていたが、皆の前では笑顔は絶やさなかった
よぴ「昨日....てか今日か。今日は何時に寝たんですか?」
わと「そうやねぇ....4時かな」
よぴ「1時間しか寝てないじゃないですか。
そりゃあ目の下に隈もできますよ」
わと「えっ!.....あぁ。
いつも隠しとったんやけどなぁ..
さすがにこんな近いとバレるかぁ」
よぴ「頑張ってくれてるのは嬉しいですが、今日は早めに寝てくださいよ。
そんな生活毎日続けられてちゃ、こっちが不安で倒れそうです」
わと「ん...そやね。ごめん。
じゃあ、今日は一緒寝ようか?」
いつもなら断るところだが、俺は喜ばしく頷いた
そのあと、しばらく無言で浸かっていたが、わとさんが安心したように息を吐いて、閉じていた目をすっと開ける
わと「なんか、弟ができたみたいやねぇ」
よぴ「それいつも言ってます」
わと「えへへ、そうだっけ?
だけど、ほんとなぁ....人恋しくなる時にこうやって優しく接してくれたらもうそれだけで幸せ」
よぴ「...いつもそれぐらい正直に言ってくれれば、いつだって付き合いますよ。
毎度お世話になってますし」
わと「んー、じゃあちょっと優しい言葉的なそういうのちょうだい..」
よぴ「優しい言葉、ですか」
俺は少し考えて、彼に凭れて口を開く
よぴ「お疲れ様です、あと...大好きです」
わと「ん、ありがと。
よしっ!十分あったまったし、そろそろ上がろうか!」
よぴ「はい」
俺はわとさんに手を引かれて、風呂場を後にした
脱衣所で着替えて、皆の元へ行く途中に、のぼせて倒れかけた
だけど、それをわとさんが支えて俺を抱き上げて、背中をとんとんと優しく叩いた
そして、2人とも髪を乾かさないうちに彼の部屋へ向かい、2人分のベッドを用意して布団に潜り込んだ
そのまま、俺はしばらくしないうちに深い眠りへと吸い込まれて行った
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 83