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【死に際の言葉】死ぺい 5
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クロ「あ、もうこんな時間だ」
ぺい「本当だ」
ご飯を食べた後、しばらく雑談をしていた
時計を見ると、もう短針は11時を指している
3人とも、明日朝早い
早めに寝るのが良いだろう
ぺい「んじゃ、死神君...じゃなくて、死橋は俺の部屋で寝ろよ。
友達連れて来た時もそうしてるし」
死神「はい、わかりました」
クロ「そっか、じゃあおやすみ。
夜更かししちゃダメだよ?」
俺と死神君が、黒兄におやすみの挨拶をして自室へ向かう
ドアを開けると、俺は押し入れから来客用の折り畳みベッドを出して、マットレスと布団を敷いた
ぺい「ほい、お前はここな」
死神「ありがとうございます...!」
死神君はベッドにダイブして、はぁっとだらしない声を出した
俺も自分のベッドに寝転がると、照明のリモコンを取った
ぺい「じゃあ、電気消すぞ」
死神「はい、おやすみなさーい」
ぺい「ん、おやすみ」
俺はそう言って、電気を消した
シーンと十数秒沈黙が走る
死神寝つき早いな...
そう思いながら俺も目を閉じようとすると、
死神「ぺいんとさん...」
死神君が俺の名前を呼んだ
何だ、寝たわけではないのか
ぺい「何だよ」
死神「僕、ずっと思ってました」
死神君は、今日や前みたいな騒がしさはなく、ひどく落ち着いて、どこか嬉しそうだった
死神「2人に会いたい、ぺいんとさんと、クロノアさんと、会いたい。
一緒に過ごしたい。
でも、まさか本当になるとは思ってなくて、ちょっと...内心驚いてます」
ぺい「はは、バカだなお前。
...って言いたいけど、実は俺も同じ気持ち」
死神「ですよねぇ」
またしばらく、沈黙する
すると、死神君がこっちに顔を向けた
俺も死神君の方を向いて、ん?と聞いてみる
すると、死神君がいきなり口づけた
ぺい「ちょ、不意打ちだろ...」
死神「へへ、いつもの仕返しですよ」
死神君は呑気に笑ったが、俺をじっと見るなり、やけに似合わない真剣な顔を向けた
何だ、そんなマジになる事でもあるのか?
死神「ぺいんとさん」
ぺい「ん?」
死神「........
好きです」
ぺい「っ!」
死神「愛してます、ずっと貴方の事を考えてます。
僕と、恋人になってください」
それは、前世の必死な告白とは全く違う
真剣な男の愛の告白だった
俺はそれに顔が熱くなるのがわかった
暗闇で良かった...
少し黙って、俺はふっと笑う
ぺい「俺も、愛してるよ」
死神「...嬉しい、やっぱり」
死神君はそう言って、くっつけていたベッドから俺の胸へ転がり込んで、ぎゅっと抱きついてきた
しばらくそうしていると、死神君がもじもじと体を小さく動かした
俺が不思議に思って死神君を見ると、死神君は暗闇でもわかるぐらいの顔の赤さで、俺に告げた
死神「ぺいんとさん...抱きたいです」
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