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【甘過ぎる苺】バスわと リク
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今日はあかがみんメンバーで苺狩りに来ている
全員予定がピッタリ空き、最近忙しかったわとさんも顔を出していた
恋人との久しぶりの再会に、嬉しさで胸が弾けそうだった
それを横目にともさんが「お熱いこった」と苦笑いして呟いていた
ビニールハウスの中をウロウロと歩き回り、美味しそうに赤く熟れた苺をもぎ採っていく
よっぴーさんとわとさんは採った苺を早速つまみ食いしていた
あぁ、あの人達絶対料理とか目の前に出してみんな一緒に食べようねとか言っても先に食べてるタイプだよ
とも「ちょ、わとさんと鳥ちゃん先食べないで!?
ソーラさん達が苺タルト作ってくれるってよ!」
よぴ「えー、いいじゃないスか、少しくらい」
わと「そうだぞー!美味しいけん、我慢なんてできんよ!」
とも「いや君ら少しじゃないよ、もう10個以上食べてるよね!?」
show「まぁまぁww」
showさんが間に入ってどうどうとなだめている
あぁ、可哀想だなぁ...面白いから見ておこう←
女性陣は楽しそうに話しながら苺を選び、アイクさんは黙々と真剣な面持ちで採っている
俺はアイクさんの近くへ行き、横に屈んだ
それに気づいたアイクさんが、あっ、とこちらに顔を向けてにこっと優しい笑顔を浮かべる
バス「すごい真剣な顔してるけど、アイクさん苺好き?」
アイ「あっ、特別好きってわけではないんですけど...こういう採取とかするのって結構夢中になったりするんです」
確かに、アイクさんって、木の実を採取したり鉱物を採掘してる時は黙々とやっててどっさり持ち帰ってくることが多い
すると、アイクさんが大量に苺が盛られたかごを見ると、そこから1つ苺を取り出し、俺に差し出した
アイ「よければお一つ、どうぞ」
バス「え、そんな。アイクさんが採ったのだし...悪いよ」
アイ「いえ、少々取り過ぎましたので。
これから少し女性の方々に渡しに行く予定ですから」
バス「そうなの...?
じゃあ、ありがたく頂戴しておこうかな」
俺はそう言って手のひらを広げる
その上にアイクさんは苺をそっと置いた
俺はヘタを取って、口の中へ苺を放り込む
噛んだ瞬間じゅわっと果汁が口の中に広がって、甘酸っぱさが染み渡る
バス「...ッあーーー。
すっごい涙目になる...でも甘みもあって美味しい」
アイ「ふふっ、自分も少し味見したんですけど、わとさんとYさんが食べたくなるのもわかる気がします」
バス「これには文句言えないねぇ」
俺がそう言ってふっと笑うと、アイクさんは曲げていた足を伸ばして立ち上がった
アイ「じゃあ、少し渡してきますね」
バス「うん、行ってらっしゃい」
そう離れた距離ではないが、行ってきます、と律儀に返事を返してアイクさんは女性陣の元へ向かっていった
俺がしばらくアイクさんのいた近くで苺をゆったりと採っていると、わとさんがもぐもぐと口を動かしながら近づいてきた
バス「わとさん...ちょっと食べすぎじゃない?」
わと「ひぇ?ひょんにゃことにゃいお?」
バス「んーちょっと何言ってるのかわかんないな」
俺がそう返すと、わとさんは口に含んでいた苺をごくりと飲み込んだ
そしてまた自分のかごに手を伸ばそうとしているのを見て、俺はわとさんの手首を掴む
わと「ん?どうしたと?」
バス「もう、そんなに食べてちゃともさんに怒られちゃうよ?」
わと「えぇー...」
バス「...仕方ないな。
じゃあ俺の1個あげるから、これで最後、ソーラさん達に全部苺渡すこと。
いいね?」
わと「はぁーい」
これ以上苺食べられないよりかはあと1個でも...とでも思ったのだろう
俺はしゃがんでかごの中を覗いて何をあげるか見定めていると、わとさんもそれにつられてしゃがみ、俺のかごをじっと見つめた
めちゃくちゃ期待する目だ...
俺は悩んだ挙句、大きく熟れた苺を摘み、ヘタを採ってわとさんの口に向けた
彼はそれを見てぱぁっと顔を輝かせると、口を開けて苺を待っていた
俺が彼の口の中に苺を放り込むと、彼は美味しそうにもぐもぐと噛んだ
同時に、ぎゅっとまぶたを瞑る
わと「んーーーッ!」
やっぱり甘酸っぱさが効いたか
彼は涙目になりながらも、美味しそうに頬張った
それを見てつい可愛くなり、俺は彼の頬に手を添える
わと「?」
きょとんとした顔でこっちを見つめる彼に、俺はちゅっと口づけた
わとさんの肩がびくっと跳ねる
口内に舌をねじ込み、まだ少し余っている苺の果肉を奪い取り、苺味になった彼の口の中を犯す
わと「ん、んぅ...」
彼はいきなりのキスに驚き、地面に腰をつく
それを良いことに、俺は彼の正面を陣取った
なんだ...すごく、甘い
彼が甘酸っぱそうに頬張っていた苺が、彼の口内が
まるで砂糖菓子のように甘い
口を離すと、わとさんは呼吸できてなかったのか、激しく息を吐く
キスするときって、わとさん息止めちゃうんだよな
わと「ちょ、...みんなに、見られたら...」
バス「全員承知の上の関係でしょう。
それに、ここまで苺の葉が生い茂っているから、バレませんよ」
わと「っ、う...バステンさんのいじわる...」
バス「何とでも」
俺はそう言って彼の両手を握りしめ、指先を絡めた
ペロッと舌舐めずりをすると、彼はかぁっと顔を苺のように赤く浮かべる
バス「やっぱり、わとさんの気持ち、わかる気がするよ」
俺はそう言って、また唇を押し付けた
こんな美味しいのに、我慢できるわけない
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