アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
夜道。
-
仕事を終えて帰る頃には町を歩く人もかなり少なくなっていた。
「おにーさん。良かったらうちの店寄っててよ」
「あーはいはい、興味ねぇからごめんなさいね。」
この時間になると勧誘の人が多くて面倒臭い。
しかもなかなかにしつこい人が多いのは何故だ。
腕時計を見るとよく行くスーパーも弁当屋もすでに閉店している時間になってしまっていた。
仕方ないのでいつもより少し値は張るがコンビニで食料を調達する事にした。
夜遅い割にけっこう色々あるな…
久しぶりに来たので幾つか商品も入れ替わっている。
幾つか商品を購入してコンビニを出ると、コンビニから漏れる明かりがギリギリ届くかどうかと言うような薄い暗い場所に数人の男がたむろしていた。
よく見れば制服を着ているのが多く、未成年の不良グループのようだった。
あれ、うちの学校の制服だよな…
面倒臭いが見て見ぬフリはできんしなぁ…
あまり関わりたくない気がしながらも男達がいる方へ一歩足を進めると、こちらに気付いたのか少し慌てたようにして散って行ったしまった。
「何だ…?」
少し気になってたむろしていた場所に近付くと、コンビニの明かりも街灯の明かりでさえ届かない暗い場所で誰かが揉めているようだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 14