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部活『朔』
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「そういえば亜希ちゃん部活は?」
放課後、雨音くんは僕に尋ねた。
雨音くんとは相変わらず仲良しだ。
「うん。毎週水曜と金曜。文芸部にしたんだ。
結構楽しいかな!」
と…雨音くんにはそう言ったけど…
「こんにちは…」
「朔くん。こんにちは!」
先生は部員8人って言ってたけどみんな実際は
幽霊部員で、真面目にきているのは僕と後輩
の朔くんくらいだ。
たまに先輩も顔を出すけどそれくらい。
人数的にはものすごく少ないけれど
この小さな部室で、好きな本を読んだり、
執筆したり、そんなこの時間がすごくおちつく。
「あの…亜希先輩…チョコ…食べま…すか?」
朔くんはいつも甘いものを持っていて僕にも
おすそ分けしてくれる。
甘いもの…好きなのかな?
可愛い…
「ありがとね」
ってあれ?
目の前につままれたチョコレート。
…あっ!
そっと口を開ければ口の中に甘いチョコレートが
広がった。
「ん。おいし。」
チョコはやっぱり美味しいなあ。
なんて思っていれば…
………?
「どうかした?」
「っ!い…いえっ!!」
なんだかわからないけど最近すごくみつめられる
きがしているのは気のせい…かな?
ちょっと恥ずかしい///…かな…
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