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勉強会『朔』
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いつもの部室で朔くんを待つ。
少し早かったかな…
なんて思って入ればガラガラ、とドアが開いた。
「朔くん! こんにちは!」
「遅れてすみません!こんにちは、亜希先輩。」
何故か顔をそらす朔くんに少し疑問を持ちつつ勉強会は始まった。
のだけれど…
いつもは向かい合わせで座る机、何故か今日は隣り合わせだ。
気のせいかな?
なんだか近いような…
「じゃあ、これとこれやり方説明するから解いてみよっか!」
ここが…こうなるから…
な、なんか僕を見て…る?
ちらりと見れば
っ!?
「亜希先輩。」
「っ!?わ、わかりにくかった?」
朔くんは今まで見たことないような瞳で僕をみていて。
それは…
まるで獲物をみつけたライオンみたいで。
「いえ…わかりやすいです。とても。」
あれ?
一瞬にして笑顔を浮かべた朔くん。
あれは…気のせいかな…
なんだか一瞬怖い。
そう感じた。
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