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闇『朔』
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…あ。そうか。
なんだ簡単なことじゃないか。
僕としたことが、
見てくれないなら…
僕しか見えなければ…いいんだ。
「先輩。」
「ん?あ、わかりにくかったかな!?」
慌てる亜希さん。…可愛い。
僕は静かに首を降る。
「とてもわかりやすいですよ。」
「本当!?よかったあ…」
無防備な笑顔。
亜希さんには警戒心がなさすぎるというか…
やっぱり貴方には僕が必要だ。
ううん。僕だけがいればいい。
だから。
「…ごめんなさい。」
「え…?っ!!さ、く…」
「…ごめんなさい。亜希さん。」
静かに椅子から流れるように倒れ落ちる亜希さんを抱きしめた。
貴方には僕しかいらない。
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