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初 夜
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グチュッ…
ローションを足しすぎたせいか、滑りが良すぎてなかなか上手く入らない。
もたつく俺に、桐嶋さんは恨めしそうな顔を向けた。
「は、早くしろよもう…
こっちがどんだけ怖ぇか…ッ」
やっぱ怖いんだ…
涙目になってる桐嶋さんは、可哀想だけど可愛い。
俺は大きく息を吐いて、
慎重に腰を押し進めた。
「ぁ、きたきた…いけそ…!」
「ん、ぐッ…くぅぅぅ…!!」
ズプズプッと熱い中に入り込んでゆく。
同時に溶けきったローションが、桐嶋さんの中からとろりと溢れ出した。
かりを通過…
赤く色づいたそこが広げられていくのを見て、更なる興奮を煽る。
「か…はぁっ、ぅ、苦し…ッ」
身を仰け反らせて喘ぐ桐嶋さん。
俺の背中に、ギリギリと爪が立てられる。
「きっつ…
大丈夫…じゃないですよね。
痛いですか? 」
「ひ…痛ぇよ、馬鹿…
あっぁ! も、馬鹿ぁ…」
馬鹿しか言ってくれないじゃないか。
少し動かす度に、桐嶋さんは痛みなのか感じているのかわからない声を上げた。
「はぁぁ、でも俺、気持ちいい…
最高です桐嶋さん…」
「は…いや、だめ、だッ
やっ…やっぱ抜け…ッ」
顔を真っ赤にして、苦しそうに息を吐いている。
その頭を抱きかかえ、
安心させるように何度も撫でてみた。
桐嶋さんが俺にしてくれるみたいに、優しく、柔らかい手つきで。
…だがまぁ、実を言えば、
そんな余裕は今の俺に無いのであって…
「すいません…
俺もう、抑え効きません…」
ぐぐっと腰を深く沈めると、ゆっくり引き抜き、勢い良く肉壁にぶつけた。
ズッ…パチュン!!
「ぅッ…ぁああッ!! ぁ…」
多分今まで感じたこともないような感覚に、喉を晒し、絞り出すように上ずった声を上げている桐嶋さん。
いつもの引き締まった仏頂面が、
つり上がった目元が、
とろんとろんになって涙で濡れている。
「やばい…桐嶋さん、可愛い…
すごい可愛いです」
すぐ顔を隠そうとする桐嶋さんの腕を退け、シーツの上に押さえつけたまま、
徐々に慣れてきたピストンを繰り返す。
後で殺されるかも…
怒らないって言ったけど、絶対後でキレられる。
そんな少しの恐怖が頭を過ぎった気がしたが、すぐに快感で掻き消されてしまった。
「ん…桐嶋、さん…」
「ひ…ぁッ! いや…
嫌だ…さく、らば…ぁ!」
「はぁ…嫌ですか?
止めたい?」
やめろと言われたところで、今は従える自信がないけど。
「こんな…こんなのは、俺じゃなぃ…ッ
お前と、働けなくなる…!
お前の上司じゃ…なくなる…」
…こんなプライドの高い人が。
男と身体を重ねるってだけで、相当の勇気はいるだろうし抵抗もあっただろうし、その上自分より年齢立場丸っきり下のものに組み敷かれると来た。
…俺の上司で、俺の恋人…
今、桐嶋さんは一体、どんな気持ちで俺に抱かれているんだろう…
「はは……でも、初めての割には気持ち良さそうですよ…」
やはり痛みはあるようだが、
突く度にビクビクと前を反応させているのだ。
「だ…だから、
困ってんだよぉ…は、んぁッ」
恥ずかしそうに涙に濡れた目を伏せる桐嶋さん。
やばい…何だこの人、
もうめちゃくちゃ可愛いじゃないか。
感じやすいから後ろもいけるかもしれない、そう思った甲斐があった。
「あっ…ぅあ!」
突き上げながらグリッと前を刺激してやると、堪らず声を高びかせる。
「や、べぇって…
も、イく…イくイく!」
だらだらと溢れ出す透明の蜜。
訴えてくる桐嶋さんの爪が、
ギリッと俺の背中に食い込んだ。
相変わらず容赦ない、し、力半端ないなこの人…
…でも…
「お、俺も…そろそろ、いいですかッ」
「は、てめ、中…?!
ちょ…待て…!」
流石に拒否しようとする桐嶋さんだが、従順な部下はもうここには居ない。
俺とこの人が今ひとつになっている、繋合部…
激しい動きに泡立ったそこはあまりにいやらしくて、蕩け切っていて、
俺はごくりと喉を鳴らした。
「すいません、桐嶋さん…」
「ぁ…あっ! やめ…ッ
無理無理むりぃぃいぃぃ…!!」
きゅうっと入り口が締め上げられる。
勢い良く腰を突き進め、
前をグリグリと扱いてやると、
俺と桐嶋さんは、
ほぼ同時に頂点に達することとなった。
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