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ドキドキ入浴中
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side:貴澄
「先輩………………キスしたい…」
そうメイくんに言われたとき、ドキッとした。
ううん、ドキッなんて可愛らしいものじゃなくてもうバクバク。
いつも爽やかな笑顔を浮かべるメイくんが、きっと僕だけに見せる……
ギラギラとした目の、雄を感じさせる顔。
「う、ん…僕もシタい…」
吸い寄せられるようにメイくんに近づき、ぎゅっと抱きついた。
「ん……ぅッ、ふぁ…」
メイくんとのキスは気持ちいい。
頭がふわふわとして、何も考えられなくなる。
今は触れるだけのキスだけなのに、この前みたいなキスをされちゃったらどうなるんだろう…
呼吸が上手くできなくて、ドンドンとメイくんの胸を叩くと簡単に口を離してくれた。
「く、苦し……」
「先輩、口開けて舌出して?」
メイくんは笑いながら、僕にそんなことを要求してきた。
「こー?」
舌を出しながらだとちゃんと話せなくて、変な声を出したけどメイくんは満足したように僕を見た。
すっとスマートに僕の腰を抱き寄せ、そのままメイくんの顔が近づいてくる。
そして僕の出している舌をメイくんの舌が舐めた。
「……ッッッ?!」
ぐちゅりと音がして、舌同士が触れ合う気持ち良さなのか、羞恥からなのか急激に身体に熱が集中する。
ゾクゾクッとして背中がしなり反射的に逃げようと腰が引けるけど、メイくんは逆に力強く抱きしめた。
つい舌を引っ込めようとしたけれど、メイくんは逃がしてくれない。
舌を器用に丸めて、僕の舌を舌で掴み引っ張り出された。
にちゅにちゅと2人分の唾液が混ざって、卑猥な音を奏でる。
メイくんの形の整った唇が僕の舌を啄んで、じゅぅっと吸い疲れた。
「ンンぅッ、はっ…ん…んん!」
僕がもうキャパオーバーで床に崩れ落ちそうになると、メイくんはやっとちゅぱっと唇を離してくれた。
そしてメイくんは優雅に僕を支えながらニコリと笑った。
「先輩かーわいい」
周りの人が思っているより、メイくんはサディスティックだ。
そんなメイくんに興奮する僕もいるんだけれど。
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