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ココロの行方
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「め、メイくんっ?!」
「んーー…何か先輩の生脚エロい…」
どうやらまだ寝ぼけているらしい。
うつらうつらして目が閉じてるし、素面のメイくんならこんなことはしないだろう。
それでも僕は焦るけどね?!
もうっ、心臓がもたないよ!
「んぅ…ッ」
しかも、僕が昨日着てた寝巻きはパーカーとセットのショートパンツの物で足ががっつり出てるからさわさわと太腿を触られて、またまた変な声が出てしまった。
先輩以外にこんな触られ方されたことないのに…
そんなことを考えている間もエスカレートして、ショートパンツの裾から手がするっと入ってきた。
「やぁっ!メイくぅん…」
それでもつい甘えた声が出てしまって、僕は更に焦る。
まずい、まずいよ!
このままじゃ遅刻して、生活指導の青岳先生に怒られちゃう!
「メイくんっ‼︎」
ゴッと下からメイくんの顎に頭突きした。
すごく良い音がして、メイくんが床に転がった。
ご、ごめんねメイくん…
と心の中でこっそり謝った。
「あれ…先輩おはよ…つか頭すげえ痛い…」
あ、今の衝撃でメイくん覚醒した
「えーーと…ご、ご飯食べちゃってね。あとこれ。お弁当も作ったから良ければ持っていて」
そう言ってお弁当を食卓に出すと、のそのそとメイくんは立ち上がりびっくりしているみたいだった。
「…え、いいの先輩?ていうかわざわざわ作ってくれたの?」
「へ、うん…良かったらだけど…」
あれ?作らない方が良かったかな…
いつもの癖で作っちゃったんだけど
「先輩ありがと、めっちゃ嬉しい…何かこういう手作り弁当とか、親忙しくてあんま無かったから…」
「えへへ、喜んでもらえて良かった。あ、今度好きな食べ物教えてね」
「ん、本当先輩は絶対良いお嫁さんになるよなあ。結婚してほしいくらい。えっとね、俺唐揚げ好きだよ」
け、けけ結婚?!
…恥ずかしい…
なんか凄い単語が聞こえてきたけど、メイくん唐揚げが好きなんだ。
「じゃあ、今度は唐揚げ作るね」
ちょっと、はにかんじゃってメイくんの目はちゃんと見れませんでした。
恥ずかしくて…
でもメイくんと話すのは楽しいです
先輩以上に、そう感じてしまうくらいー…
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