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「先輩、帰ろ?」
やっぱり先輩のことが心配だから、今日の部活は休むと顧問に言って先輩の教室まで来た。
「メイくん今日部活、だったよね…?大丈夫?」
先輩はわざわざ俺の部活の日程を覚えていたのか、首を傾げて心配してくれる。
やっぱり天使だよ〜天使!
でも部活より先輩の方が大切だから、大したことじゃない。
「大丈夫、今日ぐらい」
ニコッと笑いかけると、先輩は安心したように笑った。
「メイくん今日のご飯何がいい?」
「んーとね、オムライス」
そんな会話をしながら、周りに気を配り歩く。
でも、あの写真を送り付ける感じ、何かデジャヴなんだよなあ…
俺は先輩と話しながらも、ずっと引っかかっていたことが気になっていた。
「…?」
なんだか後ろから視線を感じて、ピタッと立ち止まる。
「メイくん…?」
俺は先輩の声を無視して後ろを振り返った。
すると、10メートル程後ろに明らかにただの通行人じゃない女子。
その顔を見て、つい身体がビクッとした。
あいつ…
その顔には見覚えがあった。
長い姫カットの黒髪に、多分美少女と言われる部類の人間。
何で…まだやってたのかよストーカー
このまま先輩といるのは危険だと思う…
先に先輩を帰した方が良いな
「先輩、ごめんね。俺用事できたから先に帰ってもらってもいい?そんなに遅くはならないから…」
「う、うん?わかった。待ってるね」
先輩は不思議想な顔をしつつも、俺の言うことを素直に聞いて家に向かって行った。
その先輩の背中を見届けてから、俺はその女子に近づいた。
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