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ご褒美と焦らし
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部屋から出て、リビングへ降りるとちょうど先輩が風呂から上がったところだった。
「あっ、メイくん。先にお風呂入らせてもらっちゃった。お湯入れ替えようか?」
その先輩の健気な一言で、沈んでた気持ちが直ぐに上を向く。(単純な男とかいうな)
「いやむしろご褒美だし…」
「何が?」
やべっ、考えてたこと声に出てた。
先輩が入った後のお湯で嬉しいとか、すげー変態臭い。俺…
「あー…、入れ替えないで大丈夫。先輩ありがと」
「ううん。メイくん疲れてるなら早く休んでね?」
先輩は、様子がおかしかった俺を体調が悪いと思ったのか心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
……ッ
やっぱり俺、先輩好き過ぎてどうにかなりそう。
同じ家に居るのに、未だヤッたことはない。
プラトニックラブとか響きは良いけど実際はただの拷問だよなあ…
だって健全な男子高校生だし…
先輩を大事にしたいからなかなか手を出せないってのもあるんだけど。
「一緒に風呂入れば良かった…」
ついポロッと言ってしまってから、我に返った。
「…………ッ!?」
先輩はびっくりした後、カァァァァアと顔が赤くなった。
こんなんで照れるなんて可愛い。
先輩はちらっと俺を見て、恥ずかしそうにゴニョゴニョと何か言った。
「そ、そしたら明日一緒に…」
「え?」
…俺の聞き間違い?
欲求不満過ぎてついに幻聴?
じっと先輩を見つめると、先輩は赤くなりながら唇を震わせた。
「僕と一緒にお風呂、入ってください……メイくん…」
珍しい先輩からのお誘い……
しかも2回目の一緒に入る風呂。
先輩の綺麗で煽る身体を思い出すだけで鼻血出そう。
先輩とのお風呂。
付き合ってたら当たり前のことかもしれないけど、それだけで桃山のことなんかどうでもよくなる。
先輩効果は偉大だから仕方ないと思うけど。
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